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December 27, 2004

はいかい?夢遊病?

午前一時、Hさんからメールが入りました。
「外から呼ぶ声が・・」といって外出したがるお母様を心配して
玄関が開くと鳴るチャイムをつけたとのこと。
気付いたお母様は馬鹿扱いするなと不機嫌になったとか。
雪の季節になるといっそう心配になります。
もう5年以上前になるでしょうか。雪の積もった寒い日でした。
母が寝たことを確かめてから同じ棟の自宅に戻りました。
二時間ほど経ってしまいあわてて母の住む一階に戻ると
鍵も開いていて寝室に母がいないのです。
まだベットに暖かみが残っていました。
マンション一階のコンビニに飛び込み、
母をよく知る店長に聞いてみても立ち寄っていないとのこと。
心配した店長は店を閉めて一緒に捜してくれました。
母はマンションから50メートルほど上がった坂の雪の中に
しゃがみこんでいました。
パジャマ姿にスリッパでした。取り乱している私を見ても
「あら。よくわかったねぇ」とにこにこしていた母でした。
店長におんぶしてもらい部屋までもどりました。
命の恩人は、重かったぁ・・とあとで笑ってましたっけ。
冷え切った母をさすって一晩すごしましたが、
奇跡的に熱もでず、風邪もひかなかったのは発見が早かったからでしょうか。
誰か訪ねてきたみたいで・・と外出の理由を話してくれました。
この一件から数日後、玄関・ベランダすべてにブザーを取り付けました。
母には「この頃物騒だから空き巣よけにつけることにしたから・・・」
と納得してもらいましたっけ。

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December 23, 2004

K子さんへ

先日は心のこもったお手紙をありがとうございました。
母が逝ってもうすぐ一年、お仏壇も我が家に引越しを済ませ
少しずつ母のいない生活を受け止められるようになってきました
昨年は三度入退院を繰り返した母でした。
12月初旬にやっと退院しましたが、
徐々に食事を摂ってくれなくなりました。
認知症も進んでいて、
なかなか言葉も出せない状態になっていました。
きざみ食からミキサー食とあれこれトライしながら
一時間以上かけて食べてもらっていました。
食事の介助に疲れて、
スプーンを持ったまま放心状態になっていた私の膝に
そろそろと母の手がのびてきたことがありました。
「・・どぉしたの・・だいじょぉぶ?」と言うのです
母の手を握りかえして「大丈夫よ」と答えながら
涙がとまりませんでした。

訪問看護師さんから
「おかあさんにはいつも癒されています」
と言っていただいたこともありました
来て下さる方を迎える微笑みと感謝の言葉には
娘には気づかないパワーがあったのかもしれません。

                      

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