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April 23, 2005

濡れた仔馬のたてがみを~

仕事上で以前おつきあいのあった方が亡くなり、お葬式に参列してきました。
91歳とうかがいましたが、4年前脳梗塞で倒れてから、おばぁちゃま(奥様)は休むことなく
日に2度、病院に通っていらしたそうです。

現在、義母も脳梗塞で倒れた義父を毎日見舞っていますので
義母の姿と思いを重ねて見てしまいました。

義母がインフルエンザで倒れて見舞いに行けない日がありました。
混濁した意識の中で義父が差し出した手を、私がそっと握りかえしたら、ふっと目をあけました。
「手がちがう?」と聞いたら父は小さく頷いて、はにかむような笑顔をみせてくれました。

病院で同じような時を刻んでいらしたのではと胸が熱くなりました。
病状が一進一退するなか、おばぁちゃまは枕元で童謡を口ずさんでいらしたとか。
おじいちゃまと心和むひとときをおすごしだったことと思いました。
式場には愛唱歌だったサトウハチローの童謡「めんこい仔馬」が低く流れていました。

会場の後方には今は社会人となられたお孫さんが小学生の頃書いた
「おじいちゃんの仕事の歴史」が壁一面に張られていました。
お休みにおじいちゃんの話を聞いて何日もかかって書いた様子が
偲ばれてほのぼのとした気持ちになりました。
施主の方が社会的に地位のある方ということは会場で知りましたが
家族とおじいちゃまのつながりを一番に大切にされた優しいお式でした。

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